関西支部から見た農業機械技術の発達
執筆者一覧(執筆順)
・笈田昭(京都大学大学院農学研究科教授)
・唐橋需(鳥取大学農学部教授)
・梅田幹雄(京都大学大学院農学研究科教授)
・山下律也(京都大学名誉教授)
刊行にあたって
本書の特色
豊富な図表と貴重な資料
本文283頁に324の図と7つの表を収録し読みやすくしました.関西支部にある主要農機メーカから多くの資料を提供していただきました.
農業機械の半世紀を振り返る
20世紀後半はまさに日本農業機械の劇的な発達の場でありました.本書は農業機械が産まれ,成長し,絶頂期を迎え,そして多様な質的転換を遂げつつある現在まで,農業機械の半生を俯瞰したもので,これまで待望されながら出現しなかった本です.
農業機械技術の発展の裏にあるものを発掘する
経験と知識,人間と社会,自然と慣習など,技術の発展の裏にはさまざまな要因があります.そしてまた,新しい技術の開発には開拓者の哲学が基本にあります.それらを本書の著者は文脈の中に示しています.
農機メーカーの格闘の歴史
新技術は社会の要請があって出現するとはいえ,そこには政治が大きな力を持って絡んできます.政治が追い風になることもあれば,抵抗になることもあります.本書はそのような荒波に翻弄されながら技術開発を追及してきた農機メーカーの格闘の記録でもあります.
索引を完備,コラムも充実
巻末には本文中に登場する用語の索引を完備.また農業機械の歴史とともに歩んできた11人の技術者・研究者によるコラムを掲載.農業機械発達史の生きた証言となっています.
教育・研修用の資料として最適
以上のような特長により,各種教育機関での教育に,あるいは種々の組織での研修に役に立つと思われます.
購入申込
お申し込みの際は,E-mailにて支部事務局(https://kansai.j-sam.org/contact/)までご連絡ください.